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マイコプラズマとノロウイルス

市中肺炎の起炎菌を挙げろと言われれば、 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)、インフルエンザ桿菌(Haemophilus influenzae)、 マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)、クラミジア(Chlamydia pneumoniae) が思い浮かぶが、今年は特にマイコプラズマ肺炎がはやっていたようだ。ちなみに院内肺炎は Gram陰性桿菌が多いと言われている。同じクラスにマイコプラズマ肺炎に罹った人がいたようで、 色々と大変だったようである。
小学1年生の時には、たしか同じクラスの女の子で、肺炎球菌による 肺炎か何かで、学芸会があった月を含めて1か月ほど休んでいた記憶があるので、 入院しないで外来で直すこともあるという話を初めて聞いた時は少し驚いた。医療費やQOLのことを 考えると必ずしも入院を選択するべきではないのかもしれない。

それはさておき、昔はマイコプラズマはオリンピックの開催年の4年周期で流行を繰返し、 Olympic diseaseとも言われていたが、最近は周期性が失われてきているらしい。Olympic diseaseと 言われていた時代は、国際的に大きな人の行き来がオリンピックぐらいしかなかったが、 最近の国際化の影響でいつでも病原体が媒介されるようになったからかもしれない。 国際化と言えば、コロナウイルスによるSARSは、国を越えて移動する人々によってあっというまに 広がったという過去がある。新興感染症(SARS、O157、高病原性鳥インフルエンザなど)の原因としては、 国際化の他に人口の増加、都市化、人と野性動物の接触の増加などが挙げられているが、 この様子だと、すでに現代人からは忘れ去られていたような病原体がまたひょっこり顔を出して 流行するということもあるかもしれない。

流行といえば、ある小児科の実習で感じたことがある。それは、ある感染症の小児の流行は、 成人の流行より数か月ほど先行するようだ、ということである。理屈をつければ、 小児は成人に比べて衛生意識に乏しく、接した病原体の数も少ないので、幼稚園、保育園、 小学校といったところでかなり感染、流行する。成人、特に親は、子供の看病で感染し、潜伏期間が 数日とした上で、小児より感染の頻度が低いとすればだいたい1カ月ほどで子供の流行が 成人に移行してくる、ということになる。今年(2006年)の場合、10月から11月前半にかけてノロウイルスによる 急性胃腸炎(下痢)が小児の間で特に流行していたらしいが、新聞にノロウイルスが 大流行しているという話がのったのは12月頃である。その頃の報道によって 牡蛎が風評被害を受けたようだが、残念なことである。ちなみに、 感染症情報センターで、 UpToDateな疾患発生の様子を知ることができる。去年ほどではないようだ。

SRSV

Stay away from hurricanes for a while.

Keep all the grades of the students who passed the test as is, and convert the
grades of all the students who failed to 54.

    -- Shlomi Fish
    -- Based on a Technion Legend


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