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機器雑談 - pioneer A-D1 アンプ

アンプの出力段が気になることがあって、比較的廉価なアンプの構成を見てみた時の覚え書き。 10万円以上の高価なアンプは、基本的に入力段からドライバや出力段までディスクリートで組んである ことが多いが、数万円程度のアンプは、基本的に出来合いのアンプ用複合ICを使うか、せいぜい出力段だけ ちょっと奮発してパワートランジスタかFETをつける事が多いようである。

pioneer A-D1は、2000年に発売された2万円台のアンプで、下記のような性能のアンプである。

実用最大出力
75W+75W(EIAJ、4Ω)
定格出力
45W+45W(20Hz~20kHz、0.15%THD、4Ω)
35W+35W(20Hz~20kHz、0.1%THD、8Ω)
周波数特性
5Hz~100kHz(+0dB,−3dB,ライン入力時)
20Hz~20kHz(±0.5dB,Phono入力時)
全高調波歪率
0.1%(20Hz~20kHz、8Ω)
S/N比 (IHF-A)
85dB(Phono入力時)、106dB(ライン入力時)
特徴
1) 高性能パワー増幅素子“ダイレクトエナジーMOS-FET”を採用
2) 広帯域にわたり安定したドライブ能力を持つ“ワイドレンジリニアサーキット”搭載
3) 信号劣化を抑え、高剛性化を図った内部構造

中身を見てうたい文句を見ると、なんとなく突っ込みたくなるところもあるが、中身の構成から。
中身自体結構すかすかだが、この程度でも開発費製造費等込みで2万円かかるということか。 IR(International Rectifier)のHEX MOSFETをuPC4570というまあまあのオペアンプで ドライブするシンプルな回路構成である。2番目の写真の黄色の丸がコンデンサで、そのすぐ横にあるのがオペアンプである。 あとは、たくさんのジャンパと、FETと、ちょっとの抵抗だけである。 それにしてもずいぶんとさっぱりした回路である。これでワイドレンジリニアサーキットと呼んでいるとすると、 営業文句としては及第だが中身としては若干疑問符が付くかもしれない。ものは言いようではあるが、何がワイドでリニアなのだろう。 FETのドライブは結構な容量負荷なので、オペアンプの性能でかなりアンプの性能が制限されてしまい、 いわゆる高級機にある全高調波歪率が0.001%程度にはならない。S/Nもそれなりに低い。

使う身からしてみれば、リモコンがついていてそれなりの音が出ればよいのだろう。 しかし、MOSFETのドライブに使っているオペアンプのスルーレートが7V/usしかないし、これだと数10kHz以上での負帰還が十分でないので、 高音の甘さがかなり出てしまうだろう。値段相応といっても、一般人がアンプに出せる費用は数万程度が限界である。 きちんとした音を聞ける環境を作るのに必要になる費用を考えると少し複雑な気持ちになる。 まあ、一般人はきちんとした音を必要としていないということでもあるのだが。

Bore, n.: A person who talks when you
wish him to listen.

	-- One of Nadav Har'El's Email Signatures.

In the discussion about issues raised by Revenge of the Nerds on the LL1
mailing list, Paul Prescod wrote something that stuck in my mind.

束Python's goal is regularity and readability, not succinctness損

On the face of it, this seems a rather damning thing to claim about a
programming language. As far as I can tell, succinctness = power. If so, then
substituting, we get

束Python's goal is regularity and readability, not power.損

and this doesn't seem a tradeoff (if it is a tradeoff) that you'd want to
make. It's not far from saying that Python's goal is not to be effective as a
programming language.

    -- Paul Graham
    -- Succinctness is Power ( http://www.paulgraham.com/power.html )


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